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ハードボイルド!〜シロクロ編〜

投稿者:  2017年11月9日

フロアスタッフ、募集中です。

これ、マジッす。

 

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♪次はー、菊名ー、菊名ー

みなとみらい行きは乗り換えでーす♪

 

いよーし。そろそろか…。

それにしても混んでんな。

まー、もうちょっとの我慢だ。

 

気分転換に、バーボンでも飲むか…。

 

俊一郎は、いつも水代わりに、

バーボンロックを流し込む。

空きっ腹にしみわたるのが、最高だ。

これぞ、ハードボイルドである。

 

胸ポケットに突っ込んであるバーボンを

取り出そうとしたとき、

急に電車が揺れた。

 

そして、悲鳴が!!!

 

『きゃーーーーっ!チカンよぉーーーーっ!』

 

なにっ!!どこのイナカもんが

無抵抗な女性に対して、

そんな卑劣極まりないことを!

 

いよっしゃぁぁっ!

オレが捕まえて、突き出してやるぜ!

 

『ちょっとぉー!いつまで触ってんだよー!』

 

なぁにぃぃぃ!

んまぁぁぁーだ触ってやがんのか!

『どこだ!!チカンヤローは!!』

 

『・・・・・・・・・オメーダ!!!』

 

『?・・・ダレダ?』

 

『オメーだよ!!!』

 

『??・・・ドコのダレだ!?』

 

『ソコのオメーだよ!!!!』

 

『・・・・・・オレダ。』

 

俊一郎のバーボンをつかんだはずの右手は、

まるでバーボンを握るかのように、

おっぱいを握っていたのである。

 

瞬く間に、電車から降ろされ、

ものの見事に、駅員の前へ

突き出されたのである。

 

しかし、俊一郎とっては、

まったく自覚がなく、

不慮の事故である。

 

下手に騒げば、余計に怪しいと思い、

駅員の顔を静かな眼差しで見つめ、

優しくこう言った。

 

『いやぁ、突き出されてしまいましたね。

駅員さん。

でも、オレ、クロだから。』

 

『・・・・・・・・・・・

うん、はい、警察行きましょう。』

 

俊一郎は、大事なところで、

クロとシロを言い間違えるのであった。

ハードボイルドである。

 

つづく

 

(だから、ハードボイルドって何なんだ。)byエンドー

(ってか、なげーよ。)byヤマロー